不思議な心の働き

 
長谷川 保の無一文からの出発
 聖書によれば、イエス様は救いを求めて来る人々に、「あなたの信仰があなたを救った」とおっしゃいました。
イエス様が救ってくださると信じる心を持って接する人々の心の中に、イエス様は神の働きが始まっていることをお示しになったのです。
 長谷川保氏は、無一文の病気の生活の中から、当時「死に病」と恐れられていた結核患者の世話を始めました。
長谷川保氏は、自分の側には、人を救う何ものもないことを知った上で、神は働いて下さると信じて、日本最大の福祉事業家としての働きを進め、そのとおりになりました。
「人は心に信じるとおりになる。」 これが心の不思議な姿です。
 長谷川保氏は、1936年(昭和11年)、静岡県庁に出頭するよう通知を受け取りました。その少し前、近隣の村人たちが、彼の建てた結核患者の家を襲撃し、暴動を起した罪のために取り調べられた直後のことでした。しかもその時、結核患者の家のために、多額の支払いが必要な時でした。
しかし長谷川保氏は、自分に納得できるまで祈って、神がこの危機を逆に好機に変えて下さると信じました。
県庁に出向いた長谷川保氏が、その耳に聞かされたことは、天皇陛下は彼の働きを喜び、支援するために多額の御下賜金を贈られるとの知らせでした。
 この出来事によって、彼が信じたとおり、神が働いて、危機が好機に変えられたのです。神は働かれる時、まず信じる心が起されます。
ここにイエス様の信じる人々の不思議な人生があります。
 
【 あなたへお送りする聖書のみことば 】
イエスは彼らの目にさわって、「あなたがたの信仰のとおりになれ。」と言われた。
― マタイ 9章 29節 ―
あなたがたが信じなければ、長く立つことはできない。
― イザヤ 7章 9節 ―
イエスの御名が、信じる信仰のゆえに、この人を強くしたのです。
― 使徒 3章 16節 ―
みことばについて
 
 
ビリー・グラハム大会に人が集まる理由
 ビリー・グラハム博士の信念は、「人間が神を信じてベストを尽くせば、神もまた信じる人々のためにベストを尽くして下さる」ということです。
 1978年、私たちはビリー・グラハム博士に「日本の各地に来て、神からのメッセージを伝えてください」とお招きしました。するとビリー・グラハム博士の代理の方は、「博士は、日本のキリスト者たちがベストを尽くして、準備されるなら参りましょう」ビリーグラハム博士と伝道大会との伝言を託され、私たちに「日本のキリスト者たちのベストを尽くすこととは、どんな準備をしようとすることでしょうか」と質問されました。
 私たちは、神が働かれる大会にふさわしい会場を、沖縄から東京まで、4ヶ所の野球場を含む6ヶ所の会場を借りて準備に当たりました。当時それはとんでもない無茶な働きで、「キリスト教会は天下に恥さらしになる」と、沢山の牧師たちから厳しく批判、攻撃を受けました。沖縄では、当時人気絶頂のピンクレディーの公演日と重なりました。しかし会場の沖縄中央球場は、満員の人々で埋まりました。大阪の日生球場でも、JR森之宮駅には、警察の要請で「満員のため入場できません」と札止めの看板が出来る程でした。後楽園球場では、巨人阪神戦でもなかったのにジャンボスタンドの最上階まで一席残らず埋まる超満員で、1日の信仰決心者は7,000人以上を数えたほどでした。
 人が神を信じてベストを尽くすとき、神のベスト尽くして下さると信じて、そのとおりになりました。
ビリー・グラハム博士は、80歳を超えた今も、世界中で同じ働きを人々に体験させています。それは神によって造られた「人の心の不思議さ」の故です。
 
【 あなたへお送りする聖書のみことば 】
祈って求めるものは何でも、すでに受けたと信じなさい。
そうすれば、そのとおりになります。
― マルコ 11章 24節 ―
.あなたがたの神、主を信じ、忠誠を示し、勝利を得なさい。
― 歴代誌2 20章 20節 ―
信仰がなくては、神に喜ばれることはできません。
― ヘブル 11章 16節 ―
みことばについて
 
 
ペテロの投獄と教会での祈り。
 教会が誕生し、大発展を始めた時、ユダヤ教の人々は、自分たちが陰謀を企んで十字架につけて殺した「イエス・キリスト」の弟子たちによるキリスト教会に、恐ろしい迫害の手を延ばしました。
それは政治的な手腕でユダヤの王となったヘロデ王を用いたことでした。
 ヘロデ王は先ず、キリスト教会の中でも信望の厚かった、ヨハネの兄弟ヤコブを殺しました。祈り
それを知ったユダヤ教の指導者たちの喜ぶ顔を見て、実質的な指導者、ペテロを捕らえて獄に入れました。ユダヤ人たちを喜ばすために、群衆の前で殺すためでした。
 この恐ろしい計画が進む中で、教会の出来る方法は「ただ祈る」ことだけでした。
祈りの中で人々の心は、神が働いて下さる思いと、ヤコブの時のようにペテロも殺されるのではないかという思いが、心の中に行ったり来たりしていました。しかし熱心に祈りました。
 投獄されたペテロの心は不思議な平安で満たされていました。イエス様のペテロへのみことば「あなたが立ち直ったら、兄弟たちを励ましてあげなさい」が、ペテロを支えたからです。
その夜、色々な人の心に不思議な神の働きが始まりました。その結果ペテロは、神の働きによって解放され、また神の働きの結果、政治的な陰謀も無力なこととなり、ヘロデ王は小さな虫にかまれて死にました。
そして主のことばは、ますます盛んに広まって行ったと、聖書は記録しています。
 神が働いて下さる、だから神におまかせする、そしてそのとおりになる。これは2000年の間、神が人の心に始められる不思議な働きの体験として、キリスト者たちを支え励まして来た事実です。
 
【 あなたへお送りする聖書のみことば 】
信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです。
― ローマ 10章 17節 ―
 「私は大いに悩んだ。」と言ったときも、私は信じた。
― 詩篇 116篇 10節 ―
信じる者に働く神のすぐれた力がどのように偉大なものであるかを、
あなたがたが知ることができますように。
― エペソ 1章 19節 ―
みことばについて
  

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