希望ある未来 からあなたへお送りする
メッセージとクリスチャンの証


ひとすじの綱
メッセージ:榊原 寛 牧師
 年に三度ほど、サンフランシスコのベイエリアでの「みえますか愛」のテレビ伝道のために出掛ける機会があります。 一局しかない日本語放送の土曜日、ニュースについで「みえますか愛」が放映されます。
 以前訪米した際に、2時間ほどかけて訪問したサンタローザにあるご家庭で、小さな家庭集会が開かれました。そこにおいでになられた50代の婦人は、老人性痴呆症になられた御主人を24時間介護し続け、疲れきっておられました。たまたま妹さんが留守を守ってくれているので、出てくることができたというのです。
彼女は、毎週の番組を大きな慰めと励ましにして頑張っているとのことでした。
その彼女に、クリスチャンの友達がいて、あるとき彼女に言ったそうです。「何か役に立つことがあったら、いつでも電話をかけてちょうだい。」 彼女は、通り一辺の言葉だと受け止めながらも、あまりにも苦しい思いに耐えかねて、話を聞いてもらいたいと思って電話をしたそうです。
そのときは、夜明けもまだ遠い午前3時ごろで、「今何時だと思っているの」というような返事が返ってくるかもしれないと思った彼女の耳に響いてきた電話の向こうの声は、優しく、心配そうな、暖かい言葉だったそうです。
その時彼女は、「神様はおられるんだ」と強烈に感じたそうです。
 私はそのお話を聞いて、電話の向こうの彼女に会いたいと思いました。まさしくここに、「世の光」があり、「ライフ・ライン」に命綱があることを感じたのです。
私達の周りには、傷つき、疲れ、病み、望みの綱が切れてしまった人々がいるのです。
もしかすると、それに気づかないでいるのかもしれません。
 小さくても光となり、細くてもライフ・ラインになれる日々を送りたいと感じる毎日です。



イエス様は私の人生の導き手
証:川村 清子
 私の入信のきっかけは、主人のことを通してでした。 主人は真面目に勤務しておりましたが、退社時間になると飲みに行き、家庭には、かなり酩酊して帰り暴れ、家財をこわすといった状態になりました。
私と子供は近所に身を隠し、明け方家の様子を見に帰りますと、障子は破れ、あちこち物が散乱し、主人は畳の上で寝ているのです。朝、目覚めると昨夜の事などなかった様に出勤して行きます。
 私は夜の来るのが恐怖の毎日でした。これでは家庭の安泰は望めないと思い、同じ社宅に住んでおられたクリスチャンの方に聞いて頂きました。
その方は、とても親切に心から聞いて下さいました。そして全ての問題を解決して下さるお方は、生きておられる神様だと知り、信じました。
主人も再びこの様な事は絶対しないと約束してくれ、教会の礼拝を守り、教会の皆様の祈りによって守られ、真面目に生活することが出来ました。
 主人も定年後は、心臓を悪くし入退院を繰り返しましたが、私は主の恵みの導きで銀行の庶務に働きに出る事ができました。主人もあっという間に心臓麻痺で他界しましたが、息を引き取る前に、「長い間苦労をかけた、許してくれ」との言葉を言ってくれました。
主の恵みの中で、イエス様と共に歩み、子供たち、孫、ひ孫と与えられ、今も教会に励む幸いを心から嬉しく思います。
聖書のことば
「あなたのみことばは、私の足の灯、私の道の光です。」
「私は、私を強くして下さる方によって、どんな事でもできるのです。」
 

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