信じる幸せ

 
心の中で信じて祈った船本牧師
 私の牧師としての大先輩の船本坂男牧師は、多くの牧師に「堅実な信仰とは何か」を、ことばを超えて教えてくださった方です。
 1980年に日生球場を使って、大伝道集会を開くために、船本坂男牧師は私を誰もいない日生球場に連れて行き、「あなたは、神がその栄光を表すために、この日生球場に人々を一杯にすることが出来ると信じますか?」と質問されました。
そしてご自身の次のような体験を話して下さいました。
 船本坂男牧師は、昭和14年から昭和61年までの間、大阪城北教会の牧師として、神と人とに仕えた方ですが、昭和20年の日本が敗戦になるまでの期間、教会の礼拝に集う会衆は奥様だけの時があったそうです。
しかし、船本牧師は、戦争のため召集された人、強制疎開のため遠い地に移された人々が、この教会にもう一度神が返してくださることを信じて、ひとりひとり名前と顔を憶えて祈り、その人々のために説教し続けたそうです。
そして戦争が終わってしばらくした大阪城北教会は、神が返して下さると信じて、説教し続けた、(戦時中は)そこにいなかった人々が顔を揃えて出席する礼拝となったいたことを知らされたそうです。
 船本坂男牧師は、「神が聖書のことばをもって約束して下さった出来事は、神が働いて実現して下さるから、二人で祈りましょう。」と、日生球場で二人で心を合わせて祈り、その後その通りとなりました。
1980年10月12日の日生球場は、イエス様による救いのメッセージを聞くために、超満員の人々ではちきれるばかりでした。
神は、全能の神であり、約束のことを事実としてくださるアーメン(真実)の神です。この素晴らしい救い主なる神を、あなたの神として信じて生きてみませんか?
 
【 あなたへお送りする聖書のみことば 】
約束された方は真実な方です。
― ヘブル 10章 23節 ―
私は全能の神である。あなたはわたしの前を歩きなさい。
―  創世記 17章 1節 ―
信じないものにならないで、信じるものになりなさい。
見ずに信じるものは幸いです。
― ヨハネ 20章 29節 ―
みことばについて
 
 
見ることの出来ない天国を信じて迎えられる人々
 牧師の働きに召されて、もう50年近くになりました。 いつも色々な人々のために「このようになって欲しい」との希望を抱いて祈って来ましたが、その希望がかなえられなかった時の苦しみは強く、その辛さに何度牧師の働きを辞したいと願ったかわかりません。
 しかし、神様の助けを受けて、信じて祈った時は、文字通り天にも昇る喜びで心がはちきれそうになります。
特に死に臨んでイエス様が迎えに来て下さる時を待つクリスチャンが、「勝利の天国へ凱旋される時」に立ち会ったときは最高です。
そこにはイエス様の十字架の死に合わされた、罪の赦し、神に愛され聖霊の助けによって、天国に移される永遠のいのちの道を歩む姿を見ることが出来るからです。
 2003年5月14日(日)の午後、鈴木幸則さんという方は、人間の目に見ることの出来ない天国に向かって旅立ちました。
その心と霊魂は、イエス様によって天国に迎えられることを、接するすべての人々にも判るような旅立ちでした。天国で彼を迎えてくださるイエス様は、彼の地上の生涯で、いつも心と霊魂の交わりをもって慰め励まし、強めてくださった救い主なる神、アーメン(真実)たる神であったからです。
 死によって肉体を脱皮しても、天国で迎えて戴ける幸いの故に、死の苦しみさえも肉体をもって生まれた時と同じように感謝と平安をもって乗り越えることが出来たのです。
そこに心の目が開かれて、肉体の目では見えないイエス様を、いつも見て生きる人の幸いがあります。
あなたの心の目は開かれているでしょうか。
 
【 あなたへお送りする聖書のみことば 】
あなたがたは心を騒がしてはなりません。
神を信じ、またわたしを信じなさい。
― ヨハネ 14章 1節 ―
神のなさることは、すべて時にかなって美しい。
神はまた、人の心に永遠への思いを与えられた。
―  伝道 3章 11節 ―
私が世を去る時はすでに来ました。
今からは、義の栄冠が私のために用意されているだけです。
― テモテ第2 4章 6、8節 ―
みことばについて
 
 
ヨセフの神を信じる力
  ノーベル文学賞を受けた、トーマスマンの著作「ヨセフとその兄弟たち」の主人公ヨセフは、旧約聖書の創世記に登場する、素晴らしい人生を送った人々の見本的な生き方をした人です。
詳しいことは、聖書の創世記 37章から終わりの50章までに記録されている、数々のエピソードを楽しみながら、お読み下さい。
 ヨセフの不幸は、10人の兄達に憎まれ、殺されようとしたことから始まりました。しかし長兄ルベンは、何とかヨセフを無事に父の許に返そうと思い、ヨセフを人が見つけにくい荒野の穴に投げ込みました。しかしルベンが穴に戻る前に、次兄ユダの提案で、ヨセフは砂漠の商人に「奴隷」として売り飛ばされてしまいました。
ヨセフはそこから、筆舌には表現出来ないほどの苦しみの人生を歩きました。
 しかしヨセフは、その苦しみの中でも「神はこの兄たちを父とともに自分の許に送り届けてくださる」と「信じる心」を失いませんでした。
 人生の悲しみは、信じた人に裏切られ、苦しまされることから生まれます。あなたもこの苦しみを乗り越えたヨセフの生き方が必要です。
 ヨセフは「約束を必ず実現して下さる神」に望みをかけて、苦しみを乗り超え続けて、遂には、当時の世界の覇者エジプト王の代理人として、世界を支配する人物となりました。
 あなたにも、神は約束のことばを用意して待っておられます。
人ではなく、神とその確かな約束のことばを信じて、その通りになる人生、それがイエス・キリストがあなたのために開かれた「永遠のいのちに至る道」です。
 
【 あなたへお送りする聖書のみことば 】
信仰は望んでいる事がらを保証し、目に見えないものを確信させるものです。
― ヘブル 11章 1節 ―
これは、もはや自分自身を頼まず、
死者をよみがえらせてくださる神により頼む者となるためでした。
― コリント第2 1章 9節 ―
みことばについて
 

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